ごあいさつ


おかげ様で、アトリエ空の窓は,今年30周年を迎えることになりました。

皆様方には,美術ならびに芸術教育に対して、深いご理解とご支援をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。よき人々との出会いに恵まれて、年月を重ねることができましたことを大変幸せに思われます。

今年も桜が咲き,国立の街は夢のように明るくなりました。
美しい様相を見たとき、心の内にも美しいものが生まれます。
精神と目に見える表相とは、密接なつながりがあります。
このように美しい街で芸術教育が出来ることも,大変幸せなことと思います。

アトリエは、祈りの場所でもあります。
心を開く、疑い問う、考える。
源、本質を問う、畏敬。
孤独の時間,真に楽しむ,自律。
明色性、単純化、軽み。
清さ、美の意識、礼節。
バランス,抑制、調和。
受容、待つこと,祈り、慈愛。
進化の為の忍耐。
環(つながり)

私共の心に繰り返して来た言葉です。

教育は、人の心に暖かいものをそっと吹き込み、存在を励ますものであり、その上に,知識や技術の習得がうまく、よく、進んでいくものと思います。
私共にとって、自身の研鑽である制作と,芸術に関する教育とは1つにつながっております。
制作をしていることは教育に生かされ、実感することが,制作の中に底力となって生きて来るものと思われます。

創造には,無限の可能性があります。
探求と発展、進化を志向する人間にとって、何と面白いことでしょう。心と身体の全てを傾け、創造を楽しんでいただきたいと思います。また、自分を信じ,将来どこに行かれても,仕事の中において“自身”を堂々と主体的に表出する人であって欲しいと心より願っております。

30年の時間を宝として,さらなる充実の為の出発点と考えて精進して参りたいと思います。

今後共どうぞご理解、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

大塩桃丘

25年前の教室風景より
大塩桃丘 略歴

美術教室「アトリエ空の窓」主宰
静岡県浜松市出身
東京写真大学短期大学卒業
東京学芸大学入学・美術科日本画研究科修了
北京中央美術学院短期留学「書と水墨画」を研修
ドイツ、スイスのギムナジウム、アカデミーにて美術教育研修
高橋正人氏よりバウハウスの構成法を学ぶ
臨済禅僧、鈴木清洲氏に師事、「書」と「禅の意識」を学ぶ
「抽象表現としての日本画」を研究